風邪を予防したい人へ 蓮根と百合根の和風あんかけ玄米おこげご飯 

 

「立冬」、太陽黄経は225度になり、ここから三ヶ月間を暦の上では冬とします。



冬になると偏西風の影響でシベリヤから寒気団が南下してきます。この気団が日本海で大量の水蒸気を含み、山を超える時に、大雪をもたらします。雪を降らせ山を超えた後の空気は非常に乾燥し、寒く乾燥した空気が太平洋側に流れ込みます。



冬になり寒く乾燥した空気のせいで最近風邪を引く人を多く見かけるようなりました。風邪を引きやすいこの季節は、しっかり睡眠を取り、疲れを溜め込まないという養生の基本を心がけてくださいね。



今回は風邪を引かないで上手に冬を過ごしたい人に蓮根と百合根の和風あんかけ玄米おこげご飯をご紹介させて頂きます。


 
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◉冬の養生薬膳食材


秋から冬にかけて植物の多くは根にエネルギーを集中させます。そのため、冬は蓮根や大根、人参などの根菜類を食することが養生に繋がります。そして、人間の生命の根っことなる「腎」をケアすることが冬の養生にとっては大切なことです。


そのため、活動的に動き回るよりもゆったりした気持ちで冬を迎え、疲れを溜め込まないということが必要です。


◉冬に食べたい蓮根の薬膳的効用


通年出回っている蓮根ですが、秋から冬にかけて一番旨味を増し、今が旬です。


蓮根に見られる多数の穴、孔道と呼ばれる部分は茎の中の水分や栄養分の通り道となっています。薬膳では、多数の穴を持つ植物は血や水の循環を良くする働きがあるとされています。またそれ以外にも蓮根の穴が沢山ある様子が肺に似ているため、呼吸器系の機能系統である「肺」を助けると考えています。


◉風邪の予防には「肺」を潤すことが大切


肺は五臓の一番高いところに位置し、ウィルスやほこりなどの侵入を防いでくれます。
また潤っている状態を好むので冬の乾燥から肺を守ることが風邪を引かないポイントになります。 
昔から蓮根は肺を潤すことで空咳や喉の痛みに良いとされてきました。

 

また、今回使う百合根も肺を潤し空咳を鎮めてくれる食材です。百合根は根と書きますが根っこではなく葉が変形した鱗茎です。葉は植物にとっては呼吸する場所なので、葉や葉が変形した鱗茎は呼吸器系の病気によく使われます。百合根は漢方薬の「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」という副鼻腔炎や気管支炎など肺に熱がこもった際に見られる症状を治療する処方に使われています。百合根も風邪の予防には是非積極的に使いたい食材ですね。




材料(4人分)

・ 蓮根 100g
・ 生姜 5g(みじんぎり)
・ ねぎ 5cm(みじんぎり)
・ 鶏ももひき肉 240g
・ 玄米 80g
・ 食用菊 適量

 

(ひき肉用調味料

・ 片栗粉 大さじ1
・ 塩 小さじ2
・ 砂糖 小さじ1/2
・ 鶏卵 1個
・ 紹興酒 小さじ1

 

(スープ用調味料

・ 紹興酒 大さじ1
・ 鶏ガラスープの素 大さじ1


 

<レシピ>

蓮根の皮をむき、すりおろす。
鶏ひき肉を粘りが出るまでこねる。こねたひき肉に更に片栗粉・塩・砂糖・鶏卵・紹興酒を入れてこねる。
②が全体的に混ざったらねぎ・生姜・玄米を入れこねて8等分にする・
800ccにスープ用調味料を入れ沸騰させたら、③を団子状にして、中に入れる。中まで火が通ったら器に盛って菊の花を散らして出来上がり。

 

※ 食用菊は今回飾りつけとして使っていますが、苦みが熱邪による炎症を鎮めてくれるため、のどの痛みや吹き出物の初期に効果的です。蓮根をすりおろしてお湯に加え、菊の花を加えれば。のどの痛みや渇き、空咳などの症状を和らげてくれます。



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たまな商店2021年11月号で「
蓮根と百合根の和風あんかけ玄米おこげご飯」をご掲載いただきました。
是非ご覧ください。

「カラダを変える12か月のズボラ薬膳」

田村英子(漢方薬剤師・国際中医師・国際中医薬膳師)


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女性のホルモンバランスの変化による心やカラダのゆらぎを支え、健康で不安のない将来を迎えられますよう、日々の生活に取り入れたい薬膳を提案しています。16年の漢方相談歴があり、多くの女性の心とカラダのお悩みに応えている現役で漢方相談をしている女性薬剤師が主催する薬膳セミナーです。



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