今年一年間頑張った皆さんへ 元気を与えてくれる玄米の参鶏湯風スープ

 

早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。

withコロナ時代も早くも3年が経ちました。

今回は「今年一年、本当にお疲れ様でした」の意味を込めまして、
体を滋養し元気を与えてくれる玄米を使った参鶏湯風スープのレシプをお伝えしたいと思います。
頑張った自分を是非たっぷりと労ってあげて下さいね。



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参鶏湯(サムゲタン)ってどんな食べ物?

参鶏湯は韓国料理で、読んで字のごとく、高麗人参と鶏を丸ごと一羽使った料理のことです。

内蔵を取った鶏にもち米や栗、なつめなどを詰めて長時間煮込みます。
滋養強壮効果が高いため、韓国では夏場の最も暑い日「伏日(ポンナル)」に暑気払いとして食されているものです。スタミナ源として高麗人参などの生薬を使っていますが、骨付きの鶏肉を煮込む料理はそれだけでも疲れた体を滋養し、生命力を底上げしてくれるものです。

肌艶が良く溌剌とした中医師の先生達に普段何を食べているのか聞くと、決まって返ってくる答えが骨付き肉でした。そんな骨付き肉の薬膳的な魅力をご紹介したいと思います。

 

薬膳の以臓補臓(いぞうほぞう)という考え方

中医学には以臓補臓という言葉があります。例えばハツ(心臓)を食べると心臓を強化すると考えるように、
似ている臓を食べることで、その臓を養うという考え方です。

骨付き肉をじっくり煮込むことで、骨に含まれるコラーゲン成分が溶け出し、これが骨や筋肉を強くしてくれます。また、それだけでなく皮膚や髪を潤し艶を保つため、内側からの老化を防いでくれるのです。

そして、鶏肉の良質なタンパク質は、体の基礎となる気血を養い、疲労や気力の回復を助けてくれます。


冬は五臓の中で「腎」が傷つきやすく次のような症状がみられます。

足腰が弱る
トイレが近くなる
気力が沸かない
精神が萎縮する

このような老化現象が起こりやすいのが特徴です。


冬場は特に普段使っているお肉を骨付きのものに変えて料理してみてください。

今回は、高麗人参やなつめ、丸鶏などの手に入りづらい食材は使わずに、普段の食材で作れる参鶏湯風スープをご紹介します。

 

 

<材料>(4人分)

  鶏肉手羽元 400g

  葱 1

  生姜 2

  にんにく 1

  玄米 1/2カップ

  糸切り唐辛子 適宜

 

<レシピ>

    玄米は洗ってざるにあげておく

    葱の白い部分は、1センチ幅の斜めにカットする。青い部分は、小口切りにし、飾り用に一部取っておく。

    生姜を千切りにする。にんにくはみじん切りにする。

    ①〜③の材料を全て鍋に入れて水1800ccを加え沸騰してから1時間煮込む。

    器に盛ったら、小口きりにした葱と糸切り唐辛子をのせて完成

 

※参鶏湯は、何も味付けをしません。キムチやのりをのせて、その時々で自分の好みの味付けを楽しんでださいね。

 

※葱、にんにく、生姜、唐辛子、全て辛味の食材で「寒」を散じてくれる効果があります。ぞくぞくと寒気のする風邪、「風寒感冒」の風邪を引いた時に摂って頂くといい食材です。「おかしいな」と思ったら、たっぷり摂るようにしてくださいね。

 

 

 

性味

帰経

効能

適応/作用

鶏肉

甘/温

脾胃

温中 補気 益精 降逆

体力低下 食欲不振

辛/温

肺胃

解表 補陽 散寒 健脾 散結

風寒感冒 寒気 冷え

生姜

辛/温

脾胃肺

止咳 化痰 解表 散寒 健脾 解毒 温中 止嘔

風寒感冒 嘔吐 冷えによる下痢 食欲不振 乗り物酔い つわり

にんにく

辛/熱

脾胃肺

温中 健胃 止咳 化痰 解毒 殺虫

下痢 食欲不振 風寒感冒 血便 抗菌

唐辛子

辛/大熱

心脾胃

温中 散寒 消食 開胃 化湿

食欲不振 腹痛 腹張 吐気 下痢 

 

「カラダを変える12か月のズボラ薬膳」

田村英子(漢方薬剤師・国際中医師・国際中医薬膳師)


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女性のホルモンバランスの変化による心やカラダのゆらぎを支え、健康で不安のない将来を迎えられますよう、日々の生活に取り入れたい薬膳を提案しています。16年の漢方相談歴があり、多くの女性の心とカラダのお悩みに応えている現役で漢方相談をしている女性薬剤師が主催する薬膳セミナーです。



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