7月2日(日)ニールズヤードレメディーズスクールにて、更年期薬膳 オンライン講座を行いました。それにしても前日各地で大雨が降り、2日はピーカン。天気の変化が激しくて、体調を崩しやすい季節。疲れもたまりやすければ自律神経もみだれやすい、ですね。



IMG_2404 (1)

誰しも訪れる更年期はジェットコースター

更年期は閉経を挟んだ前後5年。つまり10年間をさします。そう生物的に誰にでも閉経があり、更年期は誰にでもあるものです。この時期、女性ホルモンバランス変化だけでなく、子供が育った・子供の反抗期・夫とのコミュニケーションがうまく取れない、介護など心理的なストレス要因が重なったり、仕事では若い時と違って甘えが許されない、責任感がむくり起き上がってきたりなど社会的な要因が積み重なり、更年期を快適に過ごせるかどうかに繋がります。実際に夫からの協力が得られる女性の方が、更年期の波が少なかったなどのデータもあるようです。

更年期ってどんな症状が出るの?

この更年期の時期は、様々なトラブルに見舞われ、病名がつかない「不定愁訴(ふていしゅうそ)」が多く見られるようになります。ほてりやのぼせ、冷えるなどの血管の問題、イライラする、眠れなくなる、逆上しやすくなるなどの精神的な問題、口が渇く、膣が渇く、あちこちやたら渇く、などの渇きの問題など。以前いらした患者さんには「ついマウントを取る」という女性もいらっしゃいました。(ううむ、自覚しているのね、、)

更年期薬膳を開催しました

その中でも今回のセミナーのテーマは「疲れ」について。「働けば疲れるもの」「年だから」など、バッサリ切られてしまって、実は積極的になされてこなかった疲れについて、どうアプローチするかのお話しをしていきました。「思うように体が動かない」「家事をこなせず家は散らかり放題」「毎日お惣菜を買ってきて済ませてしまう」など自分が疲れていることを切り出すことができずに、罪悪感を感じてしまう女性も多くいます。

薬膳と言うと「説教臭い食べ物」とか、「生薬臭いんでしょう?」などと思うかもしれません。しかし、今回提案させて頂きました更年期薬膳は、「疲れている時に頑張ってごはんを作ろう」などと言うものではなく、日々選んでいるものを、薬膳からの視点で選んだり、疲れる原因になる食べ物はなんだろう?と言った気軽に始められる、できるところから始めると言った視点でお話しをさせて頂きました。

更年期に減るエストロゲンと疲れの関係性はわかっていませんが、更年期障害と病名がつこうが、つくまいが、症状が同じであれば漢方医学の世界ではアプローチ方法は同じなこともあるし、また更年期障害と同じ病名でも症状が違えば違うアプローチをするというもの。「疲れ」に関して五臓の観点からのお話しになりました。


疲れに直結する「やる気」の問題

肝が疲れると「やるまでに時間がかかるがやり出すと止まらない。」

心が疲れると「やることを自己決定できなくなる」

脾が疲れると「やる気がそもそも湧いてこない」

肺が疲れると「やるにはやるがすぐに疲れる」

腎が疲れると「根気が続かない。持続力不能」になります。





もちろん、体全体を見ながら体質を見極めていくものですが、
どうケアをしていけば良いのか、普段の生活の中から改めるポイント
などもお伝えしながら進めていきました。


ご紹介したのが、ズボラ薬膳SOUP MIXを使った参鶏湯。
もっと欲しい!おかわり!はどうぞこちらから>>>https://zuborayakuzen.stores.jp/



ご参加くださった皆様、お疲れモードの中、また貴重なお時間をありがとうございました。
気軽に生活の中で実践していただけたらと思います。


またこちらの講座は動画録画配信を行なっております。
7月6日(木)までお申し込みを受け付けておりますので、疲れている方は是非ご受講ください。https://www.nealsyard.co.jp/school/food_innerbeauty/m_yakuzen.html



thanks a lot!!!


IMG_2411

講座後 東京都立美術館 マチス展へ(オマケ)