【江戸川区・子ども食堂ライオンハートにて薬膳講座を開催しました】

江戸川区にある子ども食堂「ライオンハート」さんで、
薬膳のお話をさせていただく機会をいただきました。
テーマは「薬膳って何?」。
普段の食事と漢方の関係、そして「食べることは生きること」について、
小さなお子さんから大人の方まで一緒に考える時間となりました。
当初、薬膳は子どもにとって“修学旅行で訪れるお寺のようなもの”かな、
少し難しく感じられるかもしれない…と思っていました。
けれども講座が終わったあと、たくさんの子どもたちが駆け寄ってきて、
「これは何?」「自分の今の体って何が起きているの?」と興味津々に質問をしてくれました。
実際に生薬を手に取って匂いを嗅いで、「くさい!」と笑い合う姿はとても印象的で、
学びがしっかり“体験”として刻まれているように感じました。
らいおんはーとさんは、家庭環境にかかわらず、すべての子どもたちに
「体験の格差」が生まれないようにとさまざまな取り組みをされている子ども食堂です。
その活動の一環として今回の薬膳講座を開催してくださったことに、心から感謝いたします。
帰り際、あるお母さんから伺ったお話がとても心に残っています。
「最初は、手を差し伸べてくれる“らいおんはーと”に頼るということに、どこか戸惑いや抵抗がありました。一人でやらなくちゃ、とずっと思っていたんです」
この言葉に深く共感しました。
「自分一人で頑張らないといけない」と思い込んでしまいます。
これは、従来の母親像が「どこか献身的で自己犠牲を伴うもの」であったり、
「誰かのために我慢することが良いこととされやすい」などもあり
ついつい無理を続けることにつながってしまうものだと感じています。
助けを借りること自分や子どもを守るための大切な選択肢でもあるのだと、改めて気づかされました。
「食べる」というありふれた営みが、「誰かの役に立てる」こと、
そして「食べることを通して自分を大切にできる」ことに少しでもつながっていたらうれしく思います。

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